救主は、私達の罪の為に死なれただけではありません!聖書の福音の大切な教え、「偉大なる交換(二重の転嫁)」をご存知ですか?その教えにある「義の転嫁」とは?「救いの衣を着せ、正義の外套をまとわせ」るから、この簡単な説明と共に、「わたしは主によって大いに楽しみ」とイザヤ書61章10節から、みことばの糧をビクトリアからお届けします。
わたしは主によって大いに楽しみ、わたしのたましいも、わたしの神によって喜ぶ。主がわたしに、救いの衣を着せ、正義の外套をまとわせ、花婿のように栄冠をかぶらせ、花嫁のように宝玉で飾ってくださるからだ。
I will greatly rejoice in the Lord;
my soul shall exult in my God,
for he has clothed me with the garments of salvation;
he has covered me with the robe of righteousness,
as a bridegroom decks himself like a priest with a beautiful headdress,
and as a bride adorns herself with her jewels.
Isaiah 61:10 (ESV)
61章10-11節:メシア、預言者イザヤか、もしくは(神の民を表す)シオンが語り手です。The ESV Study Bibleより
主がわたしに、救いの衣を着せ、正義の外套をまとわせ:新しい契約の要である、旧約聖書における義の転嫁の教えがここで描かれています。砕かれた心を持った罪人が、行いによっては自分を義とすることができないことを認め(ローマ 3:19–22; 2 コリント5:21; ピリピ 3:8, 9)、悔い改めて神のあわれみを請うとき、恵みの故に信仰を通して、主は神ご自身の義を持ってその罪人を覆ってくださるのです。MacArthur スタディバイブルより
この義の転嫁の教えは、福音の大切な要素です。私達の罪をご自身に転嫁(自分のものとして)して下さり、主は十字架の上で身代わりとなって死んで下さいました。そして、主の完全なる生涯を通して達成された義を、罪を悔い改めイエス・キリストを信じる者の上に転嫁してくださるのです。この二重の転嫁の為に、罪人は神の前に義と認められ、また、義であると宣言されるのです。詳しくは、こちらの「福音の核となる教え」をご覧下さいね。また、「汚れた服を着た祭司」の物語から、義の転嫁について読んでみて下さいね。(投稿者)
ISAIAH—NOTE ON 61:10–11 The speaker is either the Messiah, the prophet Isaiah, or Zion herself. The ESV Study Bible
Isaiah 61:10 (MSB): clothed me … covered me. Here is the OT picture of imputed righteousness, the essential heart of the New Covenant. When a penitent sinner recognizes he can’t achieve his own righteousness by works (see notes on Rom. 3:19–22; 2 Cor. 5:21; Phil. 3:8, 9), and repents and calls on the mercy of God, the Lord covers him with His own divine righteousness by grace through his faith. The MacArthur Study Bible
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